百十郎5造り目となります。今年のKABUKIシリーズの特徴をまとめました。味わいも踏まえ、下記のようになります。
・使用する原料米は、地元岐阜にあります森ライスさんが作る「ハツシモ」のみを使用。農業という保守的な業界において40代
で積極的に農地拡大をしている、非常に謙虚で意欲的な、人として素晴らしい方です。
・岐阜県が開発したG酵母の改良型「スーパーG酵母」を使用しています。また、こちらは百十郎全商品が対象になっていますが、
特許を取得した「トリプル発酵製法」を採用しています。(この説明は長くなるので省かせてください。それにより、今年は
酸度、アミノ酸が高く、より個性的な味わいとなっております。)
直汲みの連獅子とはタンクが異なるため、スペックや味わいのイメージが少し異なります。ラ・フランスや熟したリンゴ、メロン
のようなイメージに、香りから酸を感じます。連獅子は野性的で躍動感があったのに対し、助六はきれいな旨みとキュッとした
みずみずしい酸味を感じます。生き生きとした柑橘系の酸のイメージは白ワインに近いものがあります。冷やしてワイングラスで
楽しみたいです。このしっかりとした酸味は飲み飽きしません。野菜のマリネ、貝類の刺し身、生牡蠣、天ぷら(塩)など、さっぱり
とした料理との相性が良いです。